娘が産まれて1ヶ月育児に専念した話

  • 育児

6月6日午前6時20分、我が家待望の第一子が誕生しました。 私はかねてより最初の1ヶ月間は家事・育児に専念したかったため、会社に許可をもらって1ヶ月間の育休を取りました。 今回は妻の出産の話と育児の話を書こうと思います。

破水から出産まで

予定日の当日、朝5時過ぎに突如破水、すぐに準備を整えて産院に向かい、到着して1時間ほどで入院が確定しました。
この時、前々からもし破水が来た場合はどう動くか、というシミュレーションを行なっていたため、非常にスムーズに動くことができたので本当によかったです。

新型コロナ対策で妻は一人陣痛に耐えることに

本来であれば、陣痛に耐える妻のサポートを色々しておきたかったのですが、今回利用していた産院は新型コロナ対策のため面会も立ち合いもできなかったため、私は産院の入り口までの付き添いまでで、家にトンボ帰りすることになりました。
たまにLINE通話で話したりして少しでも気分を落ち着かせるようにはしていましたが、妻が自身のiPhoneに残した経過レポートによると、私の知らないところで痙攣が出るほどの強い痛みの中必死に耐えたりしていて、何もできない無力さに涙が出そうになりました。

無痛分娩のおかげ?で直前までやりとりができた

実は今回は無痛分娩を選択していました。理由としては、妻の身体への負担の軽減と、産後の回復を少しでも早めたかったためです。
無痛分娩は子宮口がある程度開く段階まで陣痛を耐え抜いてから麻酔を入れるのですが、そのおかげで出産直前まで妻とLINEのやりとりをすることができました。分娩台に上がった後にもLINEが入ったのには驚きましたが、進捗状況を知れて本当に助かりました。

突然始まるリモート立ち合い

産院は立会はNGの代わりにビデオ通話を使ってのリモート立ち合いを行なってくれていました。ただ、どういう形で行われるのかが全く知らされておらず、ちゃんとできるのか不安に思っていたら、分娩中の妻からLINE通話が入りました。
慌てて出てみるとまさに分娩中の妻が映っており、突然リモートの立ち合いが始まりました。

するとまもなくして陣痛が来てイキむ妻。ほどなくして同時に画面外で盛大な産声が聞こえてきました。
元気な女の子の誕生の瞬間でした。
破水から25時間、予定日の翌日の誕生となりました。

思わず涙が……と言いたいところでしたが、突然始まって目まぐるしく変わる状況に唖然としてしまい、気持ちの整理もあまりできないまま立ち合いは終了しました。
LINE通話が終わり、気持ちが落ち着いた頃にいろんな感情が溢れてきて、一人家で涙しました。

パパとしての育児がスタート

出産後、母子ともに健康で6日間の入院期間を経た後、いよいよ我が家での育児がスタートしました。退院日に合わせて私の育休もスタートし、パパとして育児に専念する日々がやってきました。

私は元々、家事も育児も夫婦のものだと考えていて、育児も当然全力でやっていきたいと考えていました。(夫が家事や育児を「手伝う」といった言い回し、育児する男性を特別扱いするような「イクメン」という言葉が心底嫌いです。)
そのために、まずはこの1ヶ月間は少しでも妻を休ませつつ、育児に全力で取り組む1ヶ月間になるよう努めようと思っていました。(当然ですが家事もできる限り全部やります。)

私の1日のおおよそのスケジュール

  • 00:00 授乳、おむつ交換
  • 01:00 睡眠
  • 04:00 授乳、おむつ交換
  • 05:00 睡眠
  • 07:30 起床、身支度
  • 08:00 授乳、おむつ交換、ミルトン除菌液交換、哺乳瓶洗浄
  • 09:00 洗濯
  • 09:30 朝食
  • 11:00 掃除、買い出し
  • 12:00 授乳、おむつ交換、昼食準備
  • 13:00 昼食
  • 15:00 授乳、おむつ交換
  • 16:00 沐浴
  • 18:00 夕食準備
  • 19:00 終わり次第夕食
  • 20:00 授乳、おむつ交換、入浴 or 寝かしつけ
  • 21:00 就寝準備(授乳セット、おむつセットを寝室に設置するなど)
  • 22:00 睡眠

なおこのスケジュールはあくまでおおよそかつ綺麗に回った時で、実際にはこの合間合間にあやしたりおむつ交換したりというものが含まれます。
4週目あたりからは起きればギャン泣きする日々が増えてしまい、もっと目まぐるしい毎日になりました。

この生活で学んだこと

上記のスケジュールだけ見るとただタスクをこなしていけばいいように見えてしまうのですが、実際には子どものちょっとしたことで不安になり気が気じゃなくなったり、連続で睡眠が取れないことで常に寝不足でふらふらになったり、背中スイッチの強力さに膝から崩れ落ちたり、何をしてもひたすらギャン泣きし続ける子どもに絶望したりと、想像の何倍も辛いことを知ることができました。
正直仕事の方が楽だなと思っていますw

ちなみに自分のことは本当に後回しになるようになりました。このブログは寝ている隙をついて書き進めています。

それでもやっぱり我が子はかわいい!

本当にこの1ヶ月間はきついなと思うことが多々ありました。
腕が壊れるほど抱っこしてやっと寝かしつけて、ベッドに置いて数分で全力のギャン泣きをされたりした時はモンスターにも見えたりします。
それでもやっぱりかわいいです。特に最近は笑顔を見せるようになってきて、どんな状況でも微笑まれたらすぐにメロメロになりますw

仕事に復帰したら今までのように育児をすることは難しくなりますが、それでもできるときには全力で、我が子のためにやっていきたいと思います。

最後に……

今の時代でも、育児に無関心な男性、男性の育休に懐疑的な人は一定数いるように感じます。そういった方々は、やはり1ヶ月でいいので真剣に育児に向き合ってみてほしいと思いました。
育児がどれだけ大変なのかを少しでも知れば、考え方はきっと変わるのではと思っています。
みんなが支え合って子どもを育てられる未来になればいいなと思います。
そして、1ヶ月間の育休を快く受け入れてくれた会社メンバーに謝意を表したいと思います。ありがとうございました。